17人の書き手が自らの「身体」と向き合って記す、生きるためのリレーエッセイ私の身体はほんとうに私のもの? 私の身体はどんな視線にさらされ、どのように規定され、内面化されているのか。17人の人気小説家・美術作家・コラムニスト・漫画家・発明家が自らの「身体」と向き合い、ときにユーモラスに、ときに激しく、そしてかつてない真摯さで文章をつむぐ。「文學界」人気連載がついに単行本化。著者は島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見りん、藤原麻里菜、児玉雨子の17人。自分と自分の身体の関係を見つめる言葉が、これまで読んだことのない衝撃と共感をもたらす。【目次】島本理生「Better late than never」村田沙耶香「肉体が観た奇跡」藤野可織「「妊娠」と過ごしてきた」西加奈子「身体に関する宣言」鈴木涼美「汚してみたくて仕方なかった」金原ひとみ「胸を突き刺すピンクのクローン」千早茜「私は小さくない」朝吹真理子「てんでばらばら」エリイ「両乳房を露出したまま過ごす」能町みね子「敵としての身体」李琴峰「愛おしき痛み」山下紘加「肉体の尊厳」鳥飼茜「ゲームプレーヤー、かく語りき」柴崎友香「私と私の身体のだいたい五十年」宇佐見りん「トイレとハムレット」藤原麻里菜「捨てる部分がない」児玉雨子「私の三分の一なる軛(くびき)」