ルイズ(ラ・ヴァリエール嬢)とルイ14世との恋は熱烈さを増し、嫉妬に燃えるアンリエットと、マリー・テレーズに泣きつかれた太后は、ルイズを厳しくとがめる。泣きぬれるルイズがラウルのことを考えていると勘違いした王は嫉妬に狂って邪険に当たった。傷心のルイズは修道院に入ろうと宮廷を脱走する。だが、ダルタニャンの奔走でルイはルイズの愛を確信し、彼女を連れて宮廷へ戻る。二人は王の臣下サン・テーニャンの部屋を抜ける秘密の通路を使って会うようになる。アンリエットはラウルをロンドンから呼び戻し、真実を教える。ルイズの不実に怒りと悲しみを覚えたラウルはサン・テーニャンに決闘を挑む。そのときアトスが現れ、息子の婚約者を奪ったことについてルイを公然と糾弾したため、ルイはダルタニャンにアトスの逮捕を命じる。ダルタニャンは大胆にも王の行動に誤りがあることを指摘し、旧友の特赦を得る。この騒ぎで決闘問題は立ち消えとなり、アトスは隠居を決める。