王弟妃アンリエットの輝かしい知性と美貌とは、宮廷に混乱を引きおこした。ギーシュ伯爵は彼女に心をよせていたが、新たにルイ14世までもが心を奪われてしまう。アンリエットはそのカモフラージュとして侍女のルイズを使うようにと進言する。ルイはルイズが彼への激しい恋心を吐露するのをたまたま耳にしてしまい、ルイズと恋愛関係に落ちてしまう。王は邪魔なラウルをチャールズの元に派遣した。王宮ではカルタ会、バレエの催し、フォンテーヌブローでの饗宴、王弟妃の夜会など次々に催される行事のさいに、恋のさや当て、嫉妬、確執、陰謀などが渦巻き、恋の一大ページェントが繰り広げられる。