かたやイングランドでは清教徒革命が起こり、国王を追い詰めていた。クロムウェルは国王チャールズ一世に対するフランスの意向をさぐるため、側近のモードントにマザラン宛の手紙を託した。モードントはミレディーの息子であった! 同じとき、ウィンター郷もチャールズ一世の手紙を携え、パリに亡命中のアンリエット英国王妃のもとを訪ねていた。ウィンター郷の依頼を受けたアトスとアラミスは王妃の願いを入れ、イングランドへ向かう。フランスは三十年戦争に勝つが、パリは再び騒乱のちまたとなり、ダルタニャンの活躍でマザランらもようやく救出される状況だった。ダルタニャンはイングランドでアトスらに敵として再会するが、謎の修道僧に命を狙われる。