普通の高校生・海以蒼太と、【氷姫】と呼ばれる他校の美少女・東雲凪。苦難を乗り越えた二人は晴れて恋人同士となった。【氷姫】だった頃の彼女が嘘かのように、甘く溶け切った態度でまっすぐに好意をぶつけてくる凪に、日々悶絶する蒼太だったが──。「父さんと母さんが近いうちにこっちに来るらしいんだ」蒼太のことを同じく溺愛する彼の両親が二人のもとに来ることに。凪は、蒼太への想いを両親に話す覚悟を決める。そして──。「私ともう一度、あの遊園地に行ってくれませんか」 一度は別れたあの遊園地で。クリスマス、二人の恋をやり直す思い出の上書きがいまはじまる──。