あらすじ従業員の心身の健康とウェルビーイング(エンプロイーヘルス)を改善することは、医療費の削減や離職の防止といったコスト回避の側面だけでなく、プラスの効果がある。従業員の満足度向上を通じて労働生産性を高められるうえ、よりよい人材の獲得も期待できる。さらにはESG(環境、社会、ガバナンス)を重視する投資家から投資を呼び込むことにもつながる。その実現のために企業は、組織、チーム、個人に包括的に介入することがカギとなる。本書では3つのステップとともに、日本企業が留意すべき点も紹介する。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。