あらすじ人間の脳をコンピュータや高度なアルゴリズムと結びつけ、脳波データを分析するニューロテックデバイスは進歩を遂げつつある。人の覚醒レベルや注意力レベル、また神経機能の変化などが測定できるこれらデバイスは、疲労の監視、安全性の強化、ストレスの軽減など、さまざまな目的で職場での活用が進んでいるが、一方でデバイスからもたらされるデータには従業員の差別に使われかねないものも含まれている。本書では、いま職場においてニューロテクノロジーがどのように使われているのかを紹介し、そのメリットを活かしつつ、リスクを抑えるための方策を説く。 *『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年7月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。