あらすじ根は土中でどのように伸び、根系を形成し、地上部の生育や収量にどう作用しているのか。根は茎葉部に比較して可塑性が大きく、その場その場の環境に対応しながら生育し、引っこ抜いても何がなんだか分からないということも少なくない。しかし、形態と機能を少しずつ読み解いていくと、環境条件や栽培条件に対する反応にはそれなりの法則性があり、そこから形態と機能との関係を考察するが可能であることもわかってきた。科学のモノサシで、「イネの根」を徹底的に解き明かす。