あらすじこの世とあの世の隙間となった甕沼トンネルの中を走り続ける狭(はざま)。\nしかし、必ず「泣き骸骨」の前に戻ってしまう。メビウスの帯となった隧道は、走れども、出口のない空間になっていた。\n骨ではなくなったものの生気がない風祭(かざまつり)が、言う。「ここからは出られない」と。\nしかし「泣き骸骨」の目と水の流れに気付いた石神井(しゃくじい)はーー。