雨の中、帰宅した地方公務員の心麦(こむぎ)の住むボロアパートの前で倒れていた「少年」の正体は吸血魔!?
そうとは知らず、世話焼きの心麦は介抱しようととにかく部屋に入れて救急車を呼ぼうとするが、その時、背後から迫るまさに魔の手…いや、魔の牙!? ほんの少し精気を分けてほしい、と心麦の首筋を優しく噛む。すると血を吸われた心麦の体に異変が!! 彼の愛撫に、誰かに触れられたことのない敏感なところは、自分の体とは思えないくらい激しく反応してーー。その日から、京(きょう)と名乗る彼はそのまま家に居座ることになるが、心麦に執着するには理由があるようで…!?【桃色日記】