あらすじ植民地時代,そして敗戦/解放後の70年を,「在日」はどのように生きてきたのか.二世として「在日」の歴史と戦後日本70年の歩みを自らの人生そのものに体現してきた著者が,一世たちへの聞き書きや自伝的叙述も交えて,「在日」の歴史と思想,生きざまの深部まで光を当てて描き出す体系的な精神史の試み.第2冊は1950年代半ばから70年代,南北朝鮮と日本の「三つの国家」と,総連・民団など諸組織のはざまで呻吟する「在日」の生の苦闘に迫る.