あらすじ歌声で人々を癒せる聖女アリシアだが、すべての功績は美しいお飾り聖女に奪われ、シスター達に虐げられて育った。ある日、この国の第二王子ヴァリスが聖女に求婚してきたのをきっかけに、アリシアは邪魔者として命を狙われてしまう。そこに救いの手を差し伸べてくれたのは、優しき第一王子のリオン。「君の歌声は俺を救ってくれた」彼はなんと、かつてアリシアが雪の中で救った少年であり、アリシアのことを忘れずにずっと探し続けていたという。その誠意に触れて、アリシアは初めて愛の存在と心の温もりを知ることに――これは虐げられた少女が愛を知り、幸せになる物語。