あらすじ女絵師の一生を描ききった直木賞受賞作!不世出の絵師・河鍋暁斎の娘とよは、暁翠の画号をもつ女絵師。父亡き後、仲がよいとは言えぬ腹違いの兄・周三郎(暁雲)と共に、洋画旋風の中、狩野派由来の父の画風を守ろうとする。明治大正の激動の時代、家庭の生活を担いつつ、絵師として母として、愚直に己の生を全うした女の一代記。第165回直木賞受賞作。解説=東山彰良※この電子書籍は2021年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。