あらすじ拝啓、お父さん。あなたは、とんでもない置き土産をしていきましたね――。本作品は、一人称複数視点の群像劇スタイルです。津波で父親を亡くした風太は母と復興住宅に住む高校三年生。震災後、不眠症になった彼を支えてくれたのは、秘かに想いを寄せる親戚の青年だった。『宝さんの弟分でいい』そう思っていたけれど、両親の離婚届を発見してしまい……。両親と宝の秘密、そして風太の恋心が明かされていく先に、何が待っているのか――?仙台が舞台のBL小説。