本書では、リーダーシップとは何か、どうすれば得られるのかを読者と考えていく。リーダーとは何かについて議論されるとき、「こうあらねばならない」という「べき論」で語られることが多い。リーダーたるもの、カリスマ性がなければならない。リーダーであれば、決断力を備えていなければならない。リーダーになるなら、革新性がなければならない。しかし、著者はリーダーシップはもっと自由でいいものだと指摘する。「無重力リーダーシップ」という考え方は、AI時代のリーダーシップとは何かを考えるための強力なヒントになるはずだ。