実家の銭湯で女将を務める私は、ここ数年客足が遠のいていることに危機感を感じていた。そこで集客のために店舗をリニューアルしようと考えたのだが、資金繰りに困りなかなか実行に移すことができず……。そんな中、私は息子の友人・涼くんが銀行の重役の息子だったことを思い出し、彼を通して銀行に融資をしてもらおうと画策。結果みごと審査を通り、銭湯のリニューアル資金を調達することに成功した。「本当にありがとうね」私がそう涼くんに伝えると、彼は見返りに「お願いがある」と私に申し出てきた。軽い気持ちで「何でも聞くわよ」と応えると、彼は浴場で私に筆おろしをして欲しいと言い出して……。