ヤクザに追われ、恋人の加奈と共に逃げてきた彼女の故郷。その山深い集落にはでっかい屋敷があって、加奈の幼なじみが住んでいるというから、しばらくそこに身を隠すことにしたんだけど、屋敷の主と思しき欲深そうなババアがとんでもないことを言いやがった。「加奈を拉致しただと?どうするつもりだ!」頭に血が上った俺にババアは続けた。コチラの条件を飲んでくれれば加奈は無事に返すと。どうやらこの屋敷では、血筋を守るために近親交配が繰り返されてきて、男児が産まれにくくなっているらしい。だから余所者である俺に子種を分けて欲しいと――。こうして俺は4人姉妹の誰かが孕むまで、濃密な夜をすごすことになった。