「家に帰ったら『おかえり』って言ってもらえる日常って幸せだな…。」社畜として不摂生な日々を過ごす湊(ミナト)の唯一の癒しは、近所の野良猫ニャーコ(雄猫)にエサやりをする事だった。本当であれば飼ってあげたいけれど、不規則な生活を送る自分が無責任に猫を飼ってはいけないと自制しつつも、ニャーコへの思いを断ち切れない湊。そんなある日の夜、湊が日課のニャーコへのエサやりをしていると、ゴミ捨て場で気を失っている律(リツ)を発見する。行く宛がないという律に対し、何故か放っておけないと感じた湊は「日中にニャーコの世話をしてほしい」という名目で律に「一緒に住むか?」と提案をしてしまい――!?