※本作品は同人誌として発行された物と同じ内容です※自らの過去を語った明音。言葉ではなく体で……快楽でしか他人と関係を築くことができない。そのせいで自分や家族を傷つけ……反省するどころか、ハルも同じように傷つけた。自分は快楽に勝つことができず、いつかハルを裏切ることになるだろう。自分はそういう女なのだと、明音は言った。「へー…」「へー…?」しかし、ハルには明音の過去のことなんてどうでもよかった。ハルが好きなのは“過去の明音”ではなく、今、目の前にいる“現在の明音”なのだから──。「私と居ても… 幸せにはなれません…」「いいよ 明音さんとなら 幸せになれなくても」