「妊娠しているのか? 君には失望したよ」
結婚まではと貞操を守ってきたウエイトレスのホリーは、それが理由で婚約者に捨てられ、絶望のどん底にいた。世界中の女性を魅了するカスペル大公に給仕するという幸運に恵まれたのに、懸命に仕事をしても涙があふれてくる。するとなんと大公が人払いをしてホリーを慰めてくれた。そして甘く誘惑され、ホリーは夢心地で純潔を捧げてしまった。だが急に大公は冷たくなり、傷ついた彼女は特別室を飛び出した。後日、妊娠に気づいた彼女の前に、カスペル大公が現れた。そして怒りもあらわに、結婚すると一方的に言い渡したのだ!
*本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている『愛という名の鎖』を改題した作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。