冗談半分で「もし第一志望に合格したら初体験の相手してくれる」って従姉の恵さんに言ったら、あっさり「いいわよ」と。去年の正月にめぐちゃんが帰省した時のコトだった。彼女は10歳年上で、東京でOLをしていて旦那さんと二人暮らしをしている。俺の母と気が合って、帰省するたびウチにも一泊していくのだ。実は第一志望と言っても俺の学力ではかなり無理っぽかったので、めぐちゃんもそれを知っていたからかも。結局第一志望はみごと不合格。滑り止めで受けた大学はすべて合格だったのだが、彼女とヤリたいばかりに浪人の道を選んだのだった。しかし夏が過ぎ、やる気は削がれていくばかり。そんな折、仕事の都合で遅くなった夏休みで、めぐちゃんが実家に帰省してきたのだった。