うだるような暑さがつづく関西の夏。通学電車の中でも数学に集中していた高校生の鈴野くん、参考書からふと視線をあげたとき、彼の心臓が大きく跳ねた。視線の先には、カバーをかけた本を相手に表情をコロコロと変える女子生徒。学校に着いてからも、なぜかその子のことが頭から離れない。級友に「それは恋や」と言われても、初めてやからほんまにそうか、わからへん。初心者すぎる鈴野くんの初恋は、いったいどうなる!?恋を知らなかった関西弁男子×表情豊かな元気女子の可愛いがいっぱいに詰まった初恋ピュアラブストーリー!※こちらは読切作品です。