明治から大正にかけて、類まれな箏曲の名人と呼ばれた人物がいました。その名は伊東中光。彼は岩崎弥太郎や大隈重信などの主催した音楽会において、駐日の大公使たちに腕前を披露し、絶賛を博したそうです。ところが昭和に入ってから、彼の関心は箏曲を離れ霊的な修行に向かい、十数年に及ぶ厳しい神仙道の行を経て、遂に高級霊界の伝言を聞き取る霊耳を与えられるようになりました。やがて伊東中光は、霊界の高級指導霊から「慈音」という道名を与えられることになります。「はじめにより」編著:宮崎貞行
本書は、未知日記という長い間日の目を浴びておらず、計り知れぬスケールをもつ書籍を世にご紹介することを眼目として執筆編集したものです。未知日記の手引書ともいえる本書で掲載した内容は、未知日記のなかで、私たちが日々の生活で活かせるような、実践的内容に焦点を当てました。振り返ってみますと、何らかの「みちびき」があって、本書ができたという思いが 強くなってまいります。本書をお読みになっている皆さまとも、その「みちびき」によってご縁がつながったのだと私は信じております。「編集後記より」編著:佐々木弘明
【主な内容・順不同】
神の道を歩む心構え(平心と鏡心)
真の智慧者とは
日常の一切をミオヤに相談する
生死の”点”を外す
不動の境地に至る
腹に信頼を置いて任せる
背中(脊髄)に気を配る
絶対的な空源力の不可思議な作用と力
我心騒乱迷苦甚深、願以神通力是清浄
論議を超越する
宇宙を己となし己を宇宙とする
神ながらの道を基礎とする
五種類の霊鏡
・現況を映す鏡
・過去現在未来を映す鏡
・因果を映す鏡
・魂を映す鏡
・神界を映す鏡
拝みの行
・感謝、喜び、慈悲
・霊光、天使の出現
・精神は半霊と同化し菩薩の境涯へ
・成仏の世界へ
霊は魂の母
肉体は民、心は文武百官、魂は天皇、霊は日月
魂と肉体をつなぐ心が大切であること
死後の広大無辺な世界
幸福とは心を愉快にすること(反対は汚魂)
世界救済心も欲
地球太陽と同化和合する
魂の旅「人界から天界へ」
日常の生活こそが生死
智慧を働かせ指導者を選ぶ
全宇宙に完徹する祈り