◆「言葉」と「イメージ」でラクになる、ゆるくて楽しいヨガの教え
ヨガの本来の目的は心をベストな状態にすること。本書ではヨガにおける呼吸と瞑想の技術を応用し、
ポーズをとることなく「言葉」と「イメージ」の力で、身体やメンタルをベストな状態にととのえる、
新しいヨガ・メソッドを紹介していきます。
◆本書の3つの特徴
1)読むだけで、心と身体がととのう。
本書には、一般的なヨガの教本にあるようなポーズの代わりに、さまざまなイメージや瞑想法を紹介しています。
読んで、見て、イメージするだけで、ポーズを行うのと同じような効果が得られ、心と身体がととのいます。
2)ヨガの哲学を学べて「人生」が豊かになる。
ヨガでは、身体と心だけに留まらず、物事の受け止め方をととのえ、幸せに生きることを
目指しています。本書はヨガの深い哲学を柔らかく噛み砕いて紹介し「生き方」もととのえます。
3)だれでも簡単に取り組めて、知らず知らずのうちに身も心もととのう。
ポーズをとるのが苦手な方、体力に自信がない方、体が不自由な方や高齢者にも
むりなくできるヨガのワークを厳選しています。
文章とイラストからイメージを膨らませ、「姿勢」や「呼吸」に意識を向けます。
◆本書の構成
第1章は、「身体」をととのえる章です。
ほとんどポーズを使わず、姿勢をととのえるテクニックのバンダ(身体の締め付け)やイメージ法などを使い、
身体をととのえる方法を紹介します。
第2章は、「息」をととのえる章です。
ヨガの世界で古くから伝えられている呼吸法や、解放するイメージを使って抑圧された呼吸を解放し、
心地よい呼吸へとととのえていきます。
第3章は、「脳」をととのえる章です。
脳をリセットして、心を乱す原因を断ち切っていきます。
脳の特性を利用しながら、うまく脳の注意をストレス源から引き離し、
頭の中が静まり返って落ち着いた状態へと導きます。
第4章は、「心」をととのえる章です。
今度は目の前の物事を大らかに受け止める、心の柔軟さを育む段階に入ります。
ここでは主に、ヨガや仏教の中で行われる古典的な瞑想法を、実践しやすくアレンジします。
第5章は、「生き方」をととのえる章です。
ヨガが最終的に目指しているのは、ととのった心の状態で幸せに生きること。
東洋哲学が教える幸せに生きる方法を、現代の状況に照らし合わせて解説した上で、
その感覚を会得するための方法を紹介します。