二つの世界大戦から、革命と共産主義、無意識とセクシュアリティ、言語論的転回、アメリカの亡命者たち、映画と精神分析とファシズム、ホロコーストの記憶、構造主義、「歴史の終わり」、情報テクノロジーの進展、世界文学、そして「廃墟としての未来」まで……時代の転回期に「二〇世紀の夢」を振り返る徹底討議。
■目次
第一回 世紀の開幕
第二回 世界内戦1.0
第三回 革命と共産主義
第四回 無意識とセクシュアリティ
第五回 言語論的転回とその〈谺〉
第六回 亡命者たちのアメリカ
第七回 「映像」の運命
第八回 世界内戦2.0
第九回 批評の革新
第十回 エイティーズ 『空白』の時代
第十一回 インターネットの出現
第十二回 〈世界文学〉のために
後記