あらすじ多くの企業が持続可能性(サステナビリティ)に対する取り組みを進めてはいるものの、それらは古典的な戦略の変形版ともいえ、積極的に顧客とパートナーとなり、継続的なインパクトを実現するというサステナビリティにおける新境地を切り拓いているとは言いがたい。本書では、市場と顧客エンゲージメントという2軸を用いて、サステナビリティ戦略を策定するためのフレームワークについて解説する。筆者らは、「肥沃化」「移植」「接ぎ木」「ハイブリッド化」と名付けた4つの戦略について説明し、企業がそれぞれ最適な戦略を策定するプロセスを紹介する。*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2023年5月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。