リノベーションの価値とは、画一的で個性に欠ける間取りやインテリアを解消しつつ、住まい手の価値観や嗜好をデザインとして表現することにあります。結果として、世界に1つしかないプレミアムな空間が生まれます。本書では、都心(六本木・南麻布・広尾・青山・代官山)の高級マンション・リノベーションを数多く手掛ける建築家 各務謙司氏が、実例を交えながら、リノベーションの考え方や手法を紹介します。実際に使用された仕上げ材・造作家具・置き家具などのデータも収録していますので、参考書としても活用できます。
■著者
各務謙司(かがみ・けんじ)
カガミ建築計画、カガミ・デザインリフォーム
一級建築士およびマンションリフォームマネージャー。
都心を中心とした100m2以上のマンション・リフォームを得意とする。
2006年以降は、設計実績や自身のバックグラウンド、
設計事務所の立地などを複合的に考えて、リフォーム・リノベーションに特化。
以降は新築設計の依頼を断り、マンション・リフォームの技術研究、
インテリアも含めたリノベーション提案の研鑽に励んでいる。
工事費1000 万円以上の大規模リフォーム実績は50軒を超える。
これまで、東洋大学、早稲田大学芸術学校、桑沢インテリア研究所、
法政大学デザイン工学部などで非常勤講師を務めてきた。
主著に『最新版 驚異のリフォーム・リノベーション術』(エクスナレッジ/中西ヒロツグ氏との共著)