江戸時代も21世紀も、新しいことは辺境から生まれる
変化が激しく先行きが不透明な時代、企業は既存事業と並行して新しいビジネスをつくる必要に迫られています。
新規事業開発やDXの名のもと、組織に変化を生む取り組みが行われていますが、組織内の因習にとらわれて成功しづらい事態に、各社直面しています。
そこで本書では「出島組織」という変革専門チームの実践知を紹介します。
出島組織とは、長崎の出島のように、「本体組織から何かしらの形ではみ出して、新しい価値を生む組織」のことです。
本体組織から切り離すことで、利益や数値目標に過度にしばられずにチャレンジングな活動を展開できるのが、出島組織ならではの特徴といえます。
ハウス食品、JR東日本スタートアップ、ONE、みんなの銀行、東京都庁 、北海道大学、パーソルキャリアなど出島組織の成果を本体組織へうまく還元した20のチームが教える日本初の変革のヒント集です。
閉塞感のある現代で次のような課題をもつビジネスパーソンに最適な一冊といえるでしょう。
・何かを変えないといけないと思っている経営者
・新規事業開発を命じられたマネージャー層
・新しいプロダクトやサービスを開発中のリーダー層
・組織からはみ出して新しいことにチャレンジしたいビジネスパーソン
【目次概要】
1 新規事業部タイプ
2 新会社タイプ
3 外部連携タイプ
4 研究所・総研タイプ
コラム 長崎市学芸員による紙上出島ガイド
5 集合体形成タイプ
6 自治体タイプ
7 大学タイプ
8 伝統工芸タイプ
9 ひとり出島タイプ
【著者紹介】
倉成英俊
株式会社クリエーティブプロジェクトベース代表取締役/出島組織サミット実行委員会副会長
2014年、本業以外に個人的な側面(B面)を持つ社員で「電通Bチーム」を組織。
鳥巣智行
株式会社Better代表取締役/出島組織サミット実行委員会会長
2014年から電通Bチームに所属。2019年から長崎市の広報戦略アドバイザーとして長崎市に深く関わるようになる。
中村直史
株式会社五島列島なかむらただし社代表取締役/出島組織サミット実行委員会監事
「価値を再発見して、みんなのものにする」をモットーに企業や自治体の価値の言語化に取り組んでいる。
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