あらすじいつもいい子を演じてしまい、そんな自分を好きになれないさくら。(『卒業日カレンダー』川奈あさ)ある秘密を抱え、それを隠しながら生きる美波。(『未完成な世界で今日も』遊野煌)、ずっと押し込めてきた恋心を伝えられずにきた世莉(『桜の樹の下の幽霊』時枝リク)、付き合って一年半になる彼女から、突然「ひとを殺してきた」という手紙をもらった大知(『彼女はもう誰も殺せない』櫻いいよ)。出会いと別れの季節、それぞれの抱える想いからも卒業し、新しい一歩を踏み出す姿に心救われる一冊。