著書累計部数200万部を超える禅僧が贈る、「老い」を穏やかに美しく迎えるための禅の智慧。
もし、老いを感じて、寂しさや不安、辛さを感じたなら、それは、人生を見つめ直す絶好のタイミングかもしれません。
老いは、「できなくなったこと」「失うものが多くなること」ではありません。
誰にでもやってくる老いは、それぞれの人生そのものです。
「できること」「手に入れたもの」を見つけられるかどうか。
老いてから「誰にも迷惑をかけたくない」と思う人がいますが、老いとは関係なく、誰のどんな人生においても、人に迷惑をかけずに生きることはできません。
迷惑をかけるかどうかではなく、感謝できる心が、あるかどうか、誠実になれる素直さが、あるかどうか、ということ。
美しい老い方とは、美しい生き方と同じことです。
人生100年の時代。
老年期(55歳以降)がいちばん長い人生です。
今から、自分にいちばん合った美しい生き方を、謳歌していきしょう。
【内容のご紹介】
第1章 老いてこその楽しみ
・所作に現れる美しさ
・生活に少しだけ「不便」を作る
・お気に入りに囲まれて暮らす
・諦めることを知り、新しい自分と出会う
・「最終学歴」を作る
・新しい出会いを得て、人生を深める……など。
第2章 老いてわかる、人と関わる幸せ
・人間関係を整理する
・まず「自分から」人にしてあげる
・「おもてなし」をしてみる
・人に頼る
・断る勇気を持つ
・同じ経験をした人をつながる……など。
第3章 健やかに過ごすための知恵
・腹七分目を心がける
・医者の声より身体の声を聞く
・眠れない夜に「夜坐」のすすめ
・呼吸に意識を向ける
・できることと、できないことを区別する
・美しい姿勢は、美しい生き方を表す……など。
第4章 幸せな老い方、美しい生き方
・頑張ってきた人生を褒める
・学ぶことは、生きる支えになる
・「曖昧さ」という知恵を持つ
・夢中三昧に生きる
・あなたの言葉を遺す
・丁寧な暮らしは、美しい人生へとつながる……など。