あらすじ82歳の長寿をまっとうし、43人もの子宝に恵まれた平戸藩主、松浦静山。剣豪にして博識の名君と謳われた が、実は、誰にも言えない秘密を抱えていた。座敷わらしなどのもののけを視ることができ、彼らと幼い頃から深く関わってきたのである。『甲子夜話異聞』として書かれた、若き日の静山ともののけ達の物語。