あらすじ上総からやってきたおふきは離縁されたが復縁したいと訴えた。夫は、島流しになった主の名主一家の御赦 免を願って浴恩園門前で嘆願書を胸に座り込みをしていた。夫婦の交わりを断ってまで過酷な運命に立ち向 かってきた二人に何があったのか。楽翁の命を受けて十四郎は上総に赴く……。 歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞受賞第一作!