あらすじ「君ほどは白からず・・・・・・」──ジョゼフは白い肌に赤毛の十八歳.人の心を騒がす美貌ながら,極度の潔癖さと信仰心ゆえに学生らしい気軽な会話を嫌悪し,好意を示す人たちと事あるたびに衝突する.孤独の中で,夢想にふける彼の前に運命の少女モイラが現れ・・・・・・.一九二〇年のヴァージニアを舞台に,端正な文章で綴るグリーンの代表作.