悲惨な爪痕を残した世界大戦から五十年。孤児となったエーカ人とナヴァ人のハーフ、タツオは偶然、町でムーアというサプタ人から金を盗み逮捕されそうになったところを助けられる。何故、自分を助けてくれたのかタツオはムーアに尋ねたがはぐらかされてしまった。そうしてムーアはタツオを自宅の地下室に監禁し、異常な調教を開始する。かつての大戦で虐待の憂き目にあったサプタ人の収容所で起きた出来事を再現し、体に刻み付けるというムーア。性奴隷として飼育され混乱するタツオに彼は十年前の出来事を語って聞かせる。五十年前、サプタ人収容所で起きた出来事とは。