あらすじ 同棲を始めて半年以上が経ったある日、瑠璃は上総の両親や兄弟に挨拶をするために彼の実家を訪れた。突然現れて上総の家に住みついた自分を、上総の家族は受け入れてくれるのだろうか? そう不安に心を揺らしていた瑠璃だったが…。実際には上総の両親、そして兄夫婦から歓迎され、戸惑いつつも心底安堵していた。しかし、その中でただ一人、上総の弟である佳隆だけは憎悪を込めた瞳で瑠璃を見つめ続けていた。そして上総が席を離れたその直後、それまで沈黙を守り続けていた彼はとうとう瑠璃に向けてその牙を剥き出しにし──。