『ほら……ね。誰も覚えていないでしょう。でも私は覚えてる…』ごく普通の青年であり、ごく人並みに人生に悩みを抱えながら日々を過ごしていた主人公・渚は、東京から離れ思い出の地で心機一転新たな生活を過ごしていた。だが、渚の日常はいつの間にか混沌と謎の渦にのまれ、逃れることが出来ないところまできていた──。「治せる、の。屍者は……屍者は、追い出せるの…?」誰が「屍者」でだれが「真実」を語るのか──。渚はそれを受け入れることはできるのか…。『ぶるるっ…と体が震える。快楽に、意識の全部が持っていかれそうだった』『──そう出来たら、このままいつまでもこうしていられたらどれだけ幸せだっただろう』狂気と鮮血にまみれる今宵はまさに『グランギニョル』──。真実が突き付けられ、各々はどう向き合い…どんな道を進んでいくのか…?渚たちの行く末、「屍者」との対決。曖昧となっていく渚の記憶…。そして、夜海が心の奥に隠していた真実とは…?血しぶき飛び交う、謎めく狂気と純愛ストーリー・待望の第4話……ついに完結!!---※本作品は、原作の本文・画像等を、権利者様から許諾を頂いております。(C)どろっぷす!/TinkerBellグランギニョルの夜---