公爵令嬢ヴィクトリアは第二皇子の婚約者”候補”である。
ほぼ婚約者として内定していながら、第二皇子のわがままにより正式な婚約者ではなく候補のまま妃教育などを受けていた。
厳しい教育や、第二皇子からの冷たい態度など意にも介さないヴィクトリア。
なぜなら彼女には”推し”がいるから。
その相手こそ、第二皇子の兄であり皇太子であるジャックであった。
婚約者に冷遇されるヴィクトリアに優しく接してくれた時から、ジャックはヴィクトリアの推しになった。
国のためになることが『推し活』だと妃教育に励みつつ、その合間に皇城で見かけるジャックを見守るヴィクトリア。
そんな日々を過ごし、とうとう第二皇子と婚約することになったパーティーの場で、ヴィクトリアは身に覚えのない罪で第二皇子から責められ婚約破棄される。
その渦中、颯爽と現れたジャックがヴィクトリアの無実を証明してくれたが、なにやら様子がおかしくて――?
「もう逃がさないよ。君は僕のものになったんだから」
作者より
web版から更にパワーアップしたお話を、電子書籍化していただけることになりました!
物語の大筋は変わらないものの、電子書籍版では全年齢からTLへジャンル変更し、ガッツリ改稿+四万字以上の加筆を行いました!
そしてもっとお楽しみいただけるよう、新たに「推し活要素」を追加しています!
皇家に連なる公爵令嬢として常に完璧であるよう振る舞うものの、実は推し活に沼ってるヴィクトリア公爵令嬢と、ヤンデレで腹黒なジャック皇太子殿下の溺愛執着物語をお楽しみいただけたら幸いです。
『断罪されかけた令嬢はヤンデレ皇太子(推し)の溺愛に囚われる【完全版】』には「序章」~「終章」を収録