シェイクスピア、「最初」で「最後」の傑作徹底注釈&詳細な解説シェイクスピア、「最初」で「最後」の名作。復讐と再生、植民地支配を描く邪悪な弟にミラノ公爵位を奪われ、娘ミランダとともに島流しにされたプロスペロー。そんな目に遭わせたナポリ王と弟への復讐を誓い、12年後、魔法で大嵐を起こし、彼らを載せた船を難破させ、島に上陸させる。一行からはぐれ、一人、島に辿り着いた王子はミランダと恋に落ちる。プロスペローはそれを利用し、復讐を果たして公国を取り戻そうとするが・・・。赦しと再生、そして植民地支配を描いたシェイクスピア単独執筆最後の傑作。目次新訳 テンペスト楽譜一六〇九年バミューダ海域遭難の二つの手記ウィリアム・ストレイチー『騎士サー・トマス・ゲイツの遭難と救済の真の報告』抄訳シルヴェスター・ジュアデイン『バミューダ諸島、別名悪魔の島の発見』全訳ジョン・フローリオ訳のモンテーニュ「人食い人種について」抄訳訳者あとがき