前世の記憶をもったまま、レグタリア帝国の第七皇女に転生したヴィルジニア。妃たちとの没交渉は続いていたが、優しい父と兄たちに溺愛されながらすくすく成長! 少しずつ公務も増え、皇族としての自覚を持ち始めていた。そうして迎えた10歳の誕生日。盛大な祝いはもちろん、魔国へと渡った友人ユベールからも手紙が届き幸せいっぱいな時間を過ごすヴィルジニア。しかし、そんな幸せもつかの間……ヴィルジニアの三人の婚約者候補が発表される!いずれも妃たちの推薦で政略的な意味が強いことを悟るが、政略結婚でも幸せそうな長兄の姿を見て、自身も良い関係を築けるよう頑張ろうと決意を固める。早速、候補者それぞれとお茶会の場を設けられるが、そこでわかったのは三人が複雑な事情を抱えてこの場に臨んでいるということで――?末っ子皇女が「幸せな結婚」を目標に突き進む、愛され異世界ファンタジー第2幕!