彼岸にはおはぎ、端午の節句にはちまきや柏餅と、
ニッポンの年中行事とともに、歴史を刻んできた和菓子。
その姿かたちで四季を感じることができる風物詩であることは周知のとおりだろう。
しかし、現在は? 日々の忙しさを理由に、その造形美、素材の香り、
優雅な菓名の響きなどを忘れていないだろうか?
本書では、さまざまな和菓子の美味しさ、美しさのみならず、
いまニッポン人が忘れかけている和菓子の本当の楽しみ方を、改めて紹介していく。
五感すべてをとぎすまし、
その小さな小さな一粒に感じることができるニッポンの想いを、届ける一冊だ。
※本書は、これまで雑誌『Discover Japan』が取材してきた内容の一部を再編集し、構成されたものです。
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