本邦初! 英国のアングロサクソン七王国時代を描いた新書。滅ぼすか、滅ぼされるか。八人の王の決断とは――。栄枯盛衰の道を辿った七つの国々と、その国王らの波瀾万丈な生涯から英国史の出発点が明らかになる。【主な内容】イングランド王国成立前、6世紀後半から10世紀前半までの約400年間。ブリテン島は戦乱の世を迎えていた。アングロサクソン七王国(ヘプターキー)時代だ。激しい抗争が繰り返され、7つの王国は栄枯盛衰の道を辿る。裏切りと策略が飛び交う中で、問われる王の決断。本書では、七王国時代を生きた8人の王の生涯を読み解く。最初にキリスト教に改宗したエゼルベルト王や、イングランド王国の礎を築いたアルフレッド大王といった個性豊かな王の生き様を通じて、英国史の出発点を解き明かす。【目次】1:フランクの圧力をかわし、七王国に号令 ―エゼルベルト(ケント王国)―2:奥さんに尻を叩かれながら、覇王 ―レドワルド(イーストアングリア王国)―3:もしも、確かさを約束してくれるのなら…… ―エドウィン(ノーサンブリア王国)―4:覇王になれなかった異教の王 ―ペンダ(マーシア王国)―5:シャルルマーニュと渡り合った「アングル人の王」 ―オッファ(マーシア王国)―6:ライバルを制し、新たな戦いの時代へ ―エグバート(ウェセックス王国)―7:無数の矢を射られ、ハリネズミのようになって殉教 ―セント・エドモンド(イーストアングリア王国)―8:デーンを叩き、イングランド王国の土台を創った末っ子王 ―アルフレッド(ウェセックス王国)―