あらすじ「私の所へ来るかい」 公爵令嬢のフィオナは、物心がついた時にはもうエルメリア王太子と許婚同士の間柄だったが、ある日突然、王太子から婚約破棄を言い渡されてしまう。フィオナの義理の妹・コーデリアと恋仲になったと告げられ、失意のままでいると、どこからともなく声が聞こえた。きめの細かい肌。光に溶けてしまいそうなプラチナブロンドの髪。なにもかも見透かすような木漏れ日の色をしたグリーンアイズ。目の前に現れた美しく不思議な青年は、妖精王・デズモンドだった。彼が誘う妖精の世界は七色の花が咲く不老不死の楽園だという。王太子との婚約破棄が成立したとたん、妖精たちに祝福されながら妖精王から結婚を申し込まれるなんて、まるで夢みたい! ファンタジーワールドの恋と約束の物語。