ぼく・理人と、いとこのアルクは、毎日いっしょ。「右手」と「左足」みたいな2人だ。自閉症っていう凸凹のあるアルクには色々こだわりがあって、気をつけてないと、つらくなるときもある。でもアルクは、ぼくが気づけない「ほんの少しのチガイ」がわかる。アルクの気づきが、ぼくらの見るセカイを、くるっと回すんだ。______クラスメイトのオヅが、「虹小新聞」をつくりはじめた。その第1号をかざったのは【真夜中の学校に鳴るチャイムの怪異】という特ダネ。「このナゾを解ける探偵が必要なんじゃ!」とオヅに持ちかけられたぼく。アルクがポソリとつぶやいたヒントから、真実は、すぐに見えた。でもこれって、どういうことだ……???そして少しずつなかまの増えたぼくらは、いつしか「探偵チーム」として、つぎつぎと学校のナゾを追うことに!?______ぼくらみんなが探偵だ。みんなの個性をつなげて、大きな真実を見つけよう!全員主役★のニュータイプ・ミステリー!!【小学中級から ★★】