ミシェル・リード自身が好きな作品、第2弾!愛だけでは、乗り越えられないものがある――
エヴィの恋人の名はシーク・ラシード。いずれ一国を統治し、一族の女性を妻にする定めを負った、見惚れるほど美しいアラブのプリンスだ。ラシードの立場を慮り、エヴィは彼の子を身ごもっていることを打ち明けられずにいたが、とうとう心を決めた。いつものように抱き合い、甘美なひとときを過ごし――妊娠したことを告げると、ラシードは冷たいまなざしで言った。「赤ん坊は僕の子か」そう突き放され、拠り所を失ったエヴィは青ざめた。しかも追い打ちをかけるように、彼の婚約を知らされ……。
■大作家ミシェル・リードは本作について、「はじめからヒーローとヒロインが惹かれ合っているので、その後の展開を描くのが難しかったけれど、とても“やりがい”を感じた作品」と語っています。立ちはだかる難関を、二人は愛で乗り越えられるのでしょうか?
*本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。