あらすじ兄として育てられたコンラートを一途に恋い慕う王女ローデリカ。国のために望まぬ婚約をしたものの、その心は揺れ続けていた。そんな折、コンラートが暴漢に襲われて、一切の記憶を失ってしまう。ローデリカは離宮で懸命に看病をするが、日ごとに思いが募っていき、ついには彼を励まそうとして嘘をついてしまう。「私たちは婚約していて、愛し合っているのよ」。結果、コンラートも応えてくれるが、そこへ本物の婚約者が現れて――!?