あらすじ母に溺愛され、宮殿の奥深くに隠されていた嫁き遅れの王女サラ。母の死をきっかけとした遺産目当ての縁談がいくつも持ち上がり、心を許していた従兄にまで無理やり求婚されて傷つく彼女に救いの手を差し伸べたのは、留学中の若き王太子ウリセスだった。王宮で華やかな歌劇が催されるさなか、サラを連れ出したウリセスは遺産を守る約束と引き換えに自分の花嫁になることを求める。年齢と身分の差にためらうも、独占欲に濡れた愛撫にサラの体はいつしか甘く蕩けてゆき……。