あらすじ六旗王の娘・鸞(らん)は武芸の腕を買われ、西珂国皇帝である李(り)舜(しゅん)の貴妃となって後宮に潜む間諜の調査を命じられる。仮初の妃にも関わらず婚姻の儀式で純潔を散らされ、夜伽の度に快楽を覚え込まされてゆく体。一方、李舜と権力争いを繰り広げる彼の妹・珀(はく)公主(こうしゅ)は鸞に妖艶な微笑みを向けて挑発する。骨肉の争いと肉欲の狭間で葛藤する鸞を、李舜は「そなたの方が俺を狂わせている」と告げて更に激しく抱きしめる。