82歳でもなお元気。
朝から晩まで働く梅おばあちゃんこと、乗松祥子さん。
梅に寄り添い、ささやかな発見を慈しみながら、心豊かな日々を送っています。
この本では、乗松さんの春夏秋冬の梅仕事を追いながら、
毎日の食事から、梅の健康効果、幻と言われた杉田梅のこと、
好奇心の持ち方、大切にしていること、
白洲正子さん、樹木希林さんらとの交流などについて綴っています。
秘伝の梅干し、梅肉エキス、梅酒、梅ジュース、梅ジャムの作り方をはじめ、
梅酢を使った料理レシピも掲載しています。
家族ぐるみで付き合いのあった文筆家・内田也哉子さんとの対談も収録。
梅仕事に興味がある方はもちろん、日々の暮らしを大切にしたい方、
これからの人生のヒントがほしい方にもおすすめの一冊です。
「乗松さんは優しいオーラを持っているけれども、
ピシーっと1本譲れない、こう凛とした佇まいをお持ちで、
それが怖くもあり、神々しくもあり、憧れでもあり。
乗松さんのような存在とものの考え方は、
きちんと次世代の人に伝えていきたい」
──内田也哉子(文筆家)