誰にでも優しい伯爵令息エドガーは、初心の女性からの告白をまた断っていた。夜会での人付き合いが苦手な令嬢ラウラは、抜け出した中庭でその現場に遭遇してしまう。成り行きで悩みを打ち明け始める二人、会話の中に心地よさを感じる。それは真逆の価値観だから?会うたびに会話が増え、気づけば心惹かれあっていて――。「俺は君のことが好きだ」真摯な眼差しで言う彼の言葉に、胸の鼓動は速くなる。しかし浮評ばかりの伯爵令息との付き合いなど、ラウラの父親は許容するはずもなく……。かっこ悪くたっていい、初恋を成就させたいエドガーは猛奮励! そんな二人の愛の行く末は!?