あらすじ新型コロナウイルスの影響もあり、人混みを避けてキャピングや山歩き、釣りなど、野外での活動を好む人たちが増えています。また、生活の場そのものを自然豊かな環境に移す人も少なくありません。そうした新・自然派人間のために、野遊び作家が旧暦の七十二候にちなんだ野草の楽しみ方を紹介します。人間の生活にとって何らかの役に立つ植物を「有用植物」といいます。著者はこの数十年間、主として植物の有用性の普及をテーマとした著作活動を続けてきました。日本には「七十二候」という自然の移り変わりを細やかに表現した素晴らしい暦があります。この「七十二候」と筆者の守備範囲である有用植物とを噛み合わせたのが本書です。巻末には「七十二候の野草を楽しむ基礎知識」を掲載しています。